百日咳とは、その名のとおり、100日もの長い間、咳が続く病気です。百日咳菌やパラ百日咳菌によって起きる感染力の強い感染症です。
病原ウイルスはほとんどコクサッキーウイルスで、乳幼児に春から秋にかけて流行します。
●主な症状
急な発熱と口内痛を訴えます。口の中に水疱がみられ破れて痛みが強くなります。
●治療
手足口病と同じです。全身状態が良ければ登校・登園は可能になります。
百日咳ワクチンを含むDPT三種混合ワクチン(ジフテリア・百日咳 ..
培養の感度は低く、比較的陽性になりやすい乳児でも60%以下で、報告によっては10%前後である[12、13]。特に発症2週以上を過ぎると検出できることはまれである。予防接種歴がある場合や、抗菌薬投与によっても感度は低下する。また、陽性になるまで5~7日間かかる。百日咳菌の肺炎発症時などで、まれに喀痰のグラム染色や培養で検出できることがある(図2)。
まず検体は、鼻咽頭スワブや、鼻を生理食塩水で洗浄し、吸引したものから、鼻咽頭粘液を採取する。スワブの場合、通常の綿棒は不飽和脂肪酸を含み百日咳菌の発育を抑制するため、レーヨン性の専用の綿棒(コレクトスワブRアルミ軸 ® 、栄研化学)を用いる。また、百日咳の培養にはBG(Bordet-Gengou)培地やRegan-Lowe charcoal培地、CSM(cyclodextrin solid medium)培地などの選択培地が必要となるため、微生物検査室に百日咳を疑っていることを伝える必要がある。
○治療マクロライド系抗生物質(エリスロシン、クラリス、ジスロマックなど)が有効です。 ..
病原ウイルスはコクサッキーウイルス、エンテロウイルスなどが主となります。
●主な症状
潜伏期間は2~5日で、乳幼児に多いが成人にも感染します。症状は発熱と手・足・口の発疹です。口の中の痛みが強く食べられないこともあります。
●合併症
けいれん、髄膜炎、脳炎などが見られることがあります。
●治療
症状に応じた治療となり、口内痛に対して刺激の少ない食物や飲料を与えます。また脱水のおそれが強いときは点滴治療が必要になる場合があります。
急性咳嗽(3週以内)や遷延性咳嗽(3~8週)をきたす疾患が鑑別となり、マイコプラズマなど非定型肺炎や結核、感染後咳嗽、咳喘息など多岐にわたる。発熱が乏しいことや乾性咳嗽であること、肺炎はまれであること、咳が発症時から増悪傾向であること(特に発作性・連続性)が、百日咳を疑うきっかけとなる。症状や経過に合わせて適切な検査を進める。
抗生剤(抗菌剤)の適正使用 (後編) | みうら小児科クリニック
遺伝子検査は、従来困難であった百日咳の早期診断を可能とした画期的な検査である。培養よりも感度が高く、抗菌薬の影響を受けにくい。リアルタイムPCRでは感度は約4割前後と限界はある。特異度は報告により様々で、偽陽性のリスクもある[13]。
11月~3月の冬季に流行します。
●主な症状
乳児(特に生後2~7ヶ月)は鼻汁が最初に見られ、1~3日後に咳、発熱を伴います。その後に喘鳴が聴かれるようになりますが、症状が進行すると呼吸苦が出現するようになります。
●検査
症状よりRSウイルスが疑われる乳児では迅速検査を行いますが、全てを検出できるわけでありません。
●治療
症状に応じた治療を行います。鼻汁の吸引や痰の薬などを行いますが、呼吸状態が悪い場合は入院治療が必要になります。
●予防
RSウイルス感染症流行時は、特に乳児は人ごみを避けようにしてください。
百日咳(pertussis, whooping cough ..
予防接種歴がある場合には典型的な強い咳嗽発作は出にくく、非特異的な咳嗽が長く続く以外に症状に乏しいことが多い。前述の2007年の日本でのアウトブレイクでは、予防接種歴がある場合の発作性咳嗽の頻度は約60%であった。
乳児、特に生後3か月以内は重症化のリスクが高い。この時期の小児では典型的な咳嗽所見がないことが多く、無呼吸発作が主体となることもあり注意が必要である。入院が必要となる乳児では、無呼吸 61%、肺炎 23%、痙攣 1%、脳症 0.1%といった合併症を認める。1%で死亡に至る[10]。
どんな病気? 百日咳は百日咳菌による急性の気道感染症です。 患者の咳やくしゃみなどのしぶきによって感染します(飛沫・接触感染)。
肺炎の原因微生物により主にウイルス性、細菌性、マイコプラズマ性などに分けられます。
●主な症状
発熱が数日続き、咳が増強します。場合により胸部に雑音が聴こえ呼吸苦を訴えることもあります。
●検査
血液検査及び胸部レントゲン検査など
●治療
細菌性及びマイコプラズマ性においては、抗生物質を内服します。その他には、ウイルス性も含めて咳、痰、鼻汁に対してのお薬で様子をみることになります。
●入院の必要
治療による改善が見られず、お薬がのめない。体力がなく水分不足があり全身状態の悪化が予想される。などの場合は入院が必要な場合もあります。
百日咳の流行状況について 百日咳が増加傾向にあります(2024 ..
百日咳は百日咳菌の感染により長期間咳が続きますが、咳喘息と異なり息を吸うときに独特の狭窄音が聞こえます。咳喘息では吐くときにピューという気管支狭窄音が聞こえます。百日咳の診断は喉をこすって細菌を培養したり、血液検査を2回行う必要があります。子供の百日咳は息を吸う時の音が「犬の遠吠え」様だったり、咳き込んで吐いてしまうなど特徴的であり、血液検査を行わずに診断できますが、成人の場合は症状がはっきりしないため、抗生物質を処方して効果を見ます(診断的治療)。抗生物質が無効の場合は咳喘息と考えます。
治療にはマクロライド系の抗生剤(エリスロマイシン、クラリス、ジスロマックなど)が使用されます。 ..
季節性はなく1年中みられ、罹患は3~7歳が多い傾向にあります。
●主な症状
飛沫感染で、2~3週間の潜伏期間を経て発熱、頭痛、咳、腹痛などがみられます。
●検査
確実なのは1週間ほどおいて行う2回の採血ですが迅速検査も可能です。しかし以前の感染も検出する場合がありますので信頼性は低くなります。
●治療
マクロライド系抗生物質(エリスロシン、クラリス、ジスロマックなど)が有効です。
●登校・登園は症状が良くなり、全身状態が良いことが条件となります。
新生児ではアジスロマイシン(ジスロマック)での治療が推奨されています。
当院ではアズマネックス(100μg)を1日3回各2吸入ずつ(計600μg)吸入していただきます。1本60回分ですので10日分(3割負担で750円程度)になります。咳が少しでも残っているときは、気道の炎症が完治しておりませんので1ヶ月程度継続することをおすすめします。
に対してはマクロライド系抗菌薬が第一選択薬とされており、成人に対する治療期間に
小児では、咳き込み後の嘔吐の感度は成人よりも高く、特異度は低い。百日咳に限らず小児は成人よりも咳嗽に伴う嘔吐を起こしやすいことからも、小児ではあまり鑑別には有用ではないのだろう。
国立感染症研究所 感染症疫学センター・同細菌第二部 2019年7月3日現在(掲載日:2019年9月13日)
この時期になると、連続性の咳(paroxysmal cough, staccato)、吸気性笛声(whooping cough)、咳込み後の嘔吐といった典型的な百日咳の症状が出現する。インターネットの動画サイトで、いくつか実際の所見を視聴することができる。乳児や予防接種歴のある患者では、典型的な症状が出にくい。2017年のシステマティック・レビューでは、吸気性笛声は特異度が高く、発作性咳嗽は感度が高いという結果であったが、いずれも陽性尤度比(LR+)、陰性尤度比(LR−)は十分な値ではなかった(表2)[11]。当然ではあるが、やはり単一の臨床症状だけでの診断は難しい。医師が総合的な判断で臨床的に百日咳を疑う場合、感度はさほど高くはないが、特異度やLR+は比較的高いという興味深い結果もあった。
ジスロマックとは ジスロマック(一般名:アジスロマイシン水和物)とは、“マクロライド系抗菌剤”と呼ばれる抗菌薬.
百日咳毒素に対する抗体で、感染2週以降で陽性化する。百日咳ワクチン接種や母体からの移行抗体による偽陽性があり、判定は悩ましいことがある。また、単回の検査ではなくペア血清で判断が必要なこともある。ペア血清の理想的な検査のタイミングとしては、発症2週以内に初回採取し、その4週後に2回目の検査を行う。初回検査が遅れた場合は、すでに抗体価がピークとなっていることもある。
従って、百日咳は症状だけで診断をつけるのは難しい病気です。
初期は鼻汁や咳で始まり、一見通常の風邪症候群と区別が付かない。しかし、排菌量はこの時期が最も多く「診断しにくく拡散しやすい」というジレンマを抱える。1~2週続いた後に痙咳期に移行する。
先ほど赤字で書いた症状は百日咳以外の病気でも起こります。
当院ではアズマネックス(100μg)を1日3回各2吸入ずつ(計600μg)吸入していただきます。1本60回分ですので10日分になります。咳が少しでも残っているときは、気道の炎症が完治しておりませんので1ヶ月程度継続することをおすすめします。咳そうに関するガイドライン2版では、咳喘息が喘息に移行するのを防ぐため、2年間は吸入を継続することが推奨されています。
(お電話での診療予約は受け付けておりません)
百日咳は曝露から約1週間(6~20日)で発症する。(1)カタル期、(2)痙咳期、(3)回復期の順に進行する(図1)[10]。
予防接種していた場合は咳の症状が軽く済む場合があります。
ヒトヘルペスウイルスが主な病原体です。
●主な症状
ほぼ1歳までに感染します。39度を超える高熱が3~4日間続き、解熱した後に顔・体に発疹が徐々に見られるようになります。
●合併症
下痢や熱性けいれん、脳炎・脳症を伴うことがあります。
●検査
迅速検査や他の特別な検査も特にありません。症状や経過から診断します。
●治療
特に治療を必要ありません。発熱に対して解熱剤を必要な時に使いましょう。
・百日咳ってどんな病気?
百日咳菌は、上気道分泌物の飛沫や直接接触により上気道に感染し、気管支の粘膜上皮や繊毛間で増殖する。
・県外で百日咳が流行
ただ、諸外国で妊娠後期に接種されている成人用のTdapは日本では未承認で、輸入ワクチンとしてのみ接種可能である。日本で発売されている3種混合ワクチン「トリビック®」も成人に接種可能だが、添付文書には「妊娠中の接種に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には予防接種上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ接種すること」と記載されていて、現時点では妊婦への予防接種をルーチンで実施することは難しい。今後、予防接種スケジュールを見直す上で、妊娠後期での追加接種は最も検討すべき課題と考える。