より重症な症例ではクリンダマイシンを併用するとともに、カルバペネム系薬は半.
臨床現場で見やすいよう、今回解説いただいた内容から、通常使用量・通常投与量や適応菌種、さらに使い分けのポイントなどを一つの早見表にコンパクトにまとめたものとなります。出力して持ち運ぶのはもちろんタブレットでの閲覧もしやすくなっています。
<適応菌種>クリンダマイシン感性のブドウ球菌属,レンサ球菌属,肺炎球菌。 · 用法・用量
【アモキシシリン/クラブラン酸】250mg/125mg +【アモキシシリン】250mg 8時間ごと内服
※「オグサワ」療法について
欧米と比べて、国内で発売されている成人用の製剤は、アモキシシリンの含有量が少ないのが特徴です。増量の必要がありますが、合剤で増量してしまうとクラブラン酸の投与量が増えて下痢などの副作用が増えるため、アモキシシリンと組み合わせて処方することが多くあります。
【アモキシシリン】500mg 6~8時間ごと内服
※梅毒では、【アモキシシリン】1~3g 8~12時間ごと +【プロベネシド】750~1500mg/日 内服 14~28日間
アモキシシリンの吸収を高めるためにプロベネシドを併用します(尿細管からのアモキシシリンの排出を抑制し、血中濃度を高める作用があります)。
[PDF] 【4】Q&A 腎機能に応じた抗菌薬の投与量について
◎ 肺炎球菌・髄膜炎菌による肺炎・髄膜炎
◎ 溶血性レンサ球菌による皮膚軟部組織感染症(壊死性筋膜炎であればクリンダマイシンの併用を検討)
◎ リステリア()菌血症・髄膜炎の第一選択
◎ 腸球菌 感染症の第一選択
○ 腸内細菌科による感染症(尿路感染症など):大腸菌、サルモネラなど
○ インフルエンザ桿菌()による中耳炎・副鼻腔炎・気道感染症
× は内因性耐性があり無効
欧米では経口吸収率のよいpenicilin Vが使用できるが、本邦では使用できません。
ペニシリンGの内服薬(バイシリン)をどうしても使用したい場合(例:GAS咽頭炎疑いだが伝染性単核球症がどうしても除外できずアモキシシリンを使いづらい場合)は、胃酸の影響を受けにくい空腹時の投与を検討しましょう。
中等症又は重症の場合 アモキシシリン(AMPC)高用量内服 5~7 日間
◎ レンサ球菌:溶血レンサ球菌による皮膚軟部組織感染症(壊死性筋膜炎であればクリンダマイシンの併用を検討)や緑色レンサ球菌による感染性心内膜炎の第一選択
◎ 髄膜炎菌:髄膜炎菌性髄膜炎の第一選択
◎ 感受性のある肺炎球菌での第一選択:最近ではペニシリン耐性肺炎球菌(PRSP:penicillin-resistant )が増えている
◎ 梅毒・レプトスピラなどのスピロヘータ属の第一選択
○ クロストリジウム属(など)や口腔内嫌気性菌の大部分(など)
○ その他さまざまな微生物に活性がある:ジフテリア()・炭疽菌 ()・放線菌のアクチノミセス()など
× 黄色ブドウ球菌・大腸菌はペニシリナーゼを産生するため耐性であることが多い
× 横隔膜下の嫌気性菌には無効