エバスチン、シプロヘプタジン、ビラスチン、フェキソフェナジン、ベポタスチン
ピペリジン・ピペラジン骨格・・・フェキソフェナジン、レボセチリジン、オキサトミド(セルテクト®)、エバスチン、ビラスチン(ビラノア®)、ベポタスチン(タリオン®)
三環系骨格・・・ロラタジン、デスロラタジン(デザレックス®)、ルパタジンフマル酸(ルパフィン®)、エピナスチン(アレジオン®)、オロパタジン塩酸塩
ジアゼパン骨格・・・エメダスチンフマル酸塩(アレサガ®、レミカット®)
演者らは、花粉飛散室を利用して構造が違う抗ヒスタミン薬の治療効果が異なるかどうか検討した。(Int Arch Alalergy Immunol 2019;180:274-283)
三環系、ピペラジン、プラセボで比較し、プラセボに比して実薬群は有意に症状抑制したが、実薬群の間では有意差はなかった。
どちらが有効かについて背景因子に特徴はなかったが、同じヒトでも効きやすいものと効きにくいものがある。
紫色のパッケージで有名なアレグラ (フェキソフェナジン) もここに入ります。 ..
・抗ヒスタミン薬の構造
抗ヒスタミンには、ピペリジン・ピペラジン骨格、三環系骨格、ジアゼパン骨格がある。
・ダニの抗原量は通年を通して検出されるが、夏から増加して秋にピークとなる。
・理想的な抗ヒスタミン薬の条件
鼻アレルギーガイドラインによると、
①即効性があり、効果が持続する。②副作用が少ない(眠気、作業効率低下など)。③長期投与できる(安全性)。④投与回数が1日1-2回でアドヒアランスがよい。(演者はさらに⑤値段がやすくて購入しやすい。を加えたいと。)
・抗ヒスタミン薬の脳内H1受容体占拠率は20%以下が鎮静作用の少ない薬剤と考えられている。
ビラスチン(ビラノア®)、フェキソフェナジン、デスロラタジン、レボセチリジン、エピナスチン、エバスチン、テルフェナジン・・・の順に脳内H1受容体占拠率は低い。
・高齢者に対する配慮として特に禁忌・慎重投与に注意する
高齢者、腎機能低下患者、肝機能障害患者、緑内障患者、前立腺肥大などの下部尿路閉塞性疾患などに対して留意する必要がある。
その中でフェキソフェナジン塩酸塩はいずれにも問題なく安全に使用できる。
ビラスチンとフェキソフェナジンは薬理学的に似ているが,その違いはビラ
・アレルギー性鼻炎の有病率の推移
耳鼻咽喉科医およびその家族を対象とした疫学調査によると、アレルギー性鼻炎全体に有病率は確実に増加し1998年は29.8%、2019年は49.2%にのぼり、特にスギ花粉症は16.2%→38.8%に増加した。通年性アレルギー性鼻炎は2019年24.5%であった。
スギ以外の花粉症は10.9%→25.1%とやはり増加傾向である。
・全国の吸入抗原感作率
2002年から2011年の間に検査会社で測定されたアレルゲン特異的IgE検査結果の集計によると、
スギは最も多く感作率は50-60%、ヒノキ40%、ダニは40-50%前後、ヨモギ15-20%。
感作率の全国調査はあるが、有病率の詳細なデータはない。
Google trendsを用いた検討では、スギ花粉症に比して草本花粉症の感作率は10%前後と思われる結果であった。
また、個人個人での薬の代謝には当然差があるわけですので、ある人は効果があったが自分には効果があまりない、という可能性は十分ありうるわけです。
ピペリジン骨格, アレグラ / ディレグラ, フェキソフェナジン
・日本で報告された花粉アレルギー
環境省花粉症環境保険マニュアル2014によると実に61種類のアレルゲンの報告がある。
本方のアレルギー性鼻炎(AR)の原因となる主な木本花粉は、スギ・ヒノキ・ハンノキ・シラカンバである。
特にスギとヒノキのピーク時の花粉飛散量はかなり多い(50個以上/cm2/日)。スギは10-12月にも少量飛散する(0.1〜5個/cm2/日)。
草本花粉はイネ科、ブタクサ属(キク科)、ヨモギ属(キク科)、カナムグラ(アサ科)であるが、木本花粉に比してかなり飛散量は少ない。
最も多い9月のブタクサでも5.1〜個/cm2/日である。
花粉の大きさはスギが35μm、ブタクサ20μmでその他の花粉もこの間に入り、どれも大きさはあまり変わりない。
・日本列島空中花粉調査1986〜1998年
全国で花粉の飛散量はまちまちであり、全体的に花粉の飛散量は少ない。
スギ・ヒノキは年間1万個以上だが、その他の花粉は200-500個程度しかない。
・スギ花粉とブタクサ花粉の飛散距離
京葉コンビナートでヘリコプターによる測定が行われた。
スギ花粉は高度100mから3000mまで検出され、1000mくらいまでは検出数にあまり差はなかった。→ かなり遠方まで飛散する。
ブタクサは100m以内に飛散する。
草本花粉は地域性がある。田園が多い地域ではイネ科花粉症が多い。スギは市街地でもおおい。
・シダキュア第II/III総臨床試験では、投与開始1年後で実薬群の症状軽減はー32.1%であった。シダトレン舌下液よりも即効性があるといえる。
3シーズン投与した後は-45.9%。
・イネ科花粉症の報告では、3年間アレルゲン免疫療法を実施すると症状を-33%から-40%軽減した。その後治療は中止するが症状抑制効果は3年間持続した。
・ダニのアレルゲン免疫療法
3年間治療するとその後の4年間は年々効果は増強し、その後急激に効果が減弱するが、再投与により再びピーク時の効果がでる。
4年間治療するとその後の5年間は年々効果は増強し、その後急激に効果は減弱するが、再投与により再びピーク時の効果がでる。
5年間治療するとその後の5年間は年々効果は増強し、その後急激に効果は減弱するが、再投与により再びピーク時の効果がでる。
→治療期間が長いと効果の持続も長いし、症状を抑制するレスキュー薬の量も減少する。
・ダニの治療をすると、新規の抗原感作を抑制できた。
フェキソフェナジン:アレグラ®, 錠:12歳以上 1回60㎎ 1日2回 7歳~12歳 ..
・BT治療前 若年、アトピー素因、末梢血好酸球増加、IgE上昇、上皮細胞でのINFγ高値、粘膜での好酸球高値などが挙げられた。・・・Th2炎症にも有効?と思える結果である。
アクチベーション回数が多いほど術後の気道周囲の浮腫が強くでるので、一過性の一秒量低下が生じる。
抗ヒスタミンの強さはどのように判断すれば良いのでしょうか。よく患者さんがアレグラより強いやつタリオンだすねと先生から言われてるらしいのですが。
骨格部類が同じであれば効果や副作用が同じように出るので、合わない場合には別の骨格の物を試すのがオススメです。 分類, 商品名, 一般名
理論上は、インバースアゴニスト作用の強い抗ヒスタミン薬を花粉症の初期治療で用いれば、いざ花粉が飛散してヒスタミンが遊離されても、不活性型のヒスタミン受容体が多いわけですので、ヒスタミンが大量にあっても反応せず、結果としてアレルギー反応が軽くてすむわけです。
遅延、骨化遅延、軽微な骨格異常)が報告されたが、これは母体で毒性が ..
はじめまして。
これについては各医師の実体験がもとになっていると思われるので、「これ」という指標はないと思います。
アレグラやクラリチンは弱いというイメージがなんとなく定着していますが根拠はないです。
1日1回のルパフィンで効果がいまいちで、強い薬を出すと言って1日2回のアレロックが出されるケース、または逆のパターンもと、正直自分のほうでも何となくしかわかっていません。
新しい薬は続々出ているものの、1日2回のタリオンやアレロックが効く人が多いのでそういう流れとなっているのでしょう・・・。
続いて、ピペリジン骨格を有する抗ヒスタミン薬です。 ・エバステル
ただし、2024年1月現在、治療薬であるシダキュアの供給不足により新規の治療が行えないため、当クリニックでは以前からシダキュアを服用している方のみ治療を行っています。
イミダゾール骨格にエチルアミンの側鎖を有する構造である。哺乳 ..
記事No1059 題名:抗ヒスタミンの強さ 投稿者:たなか 投稿日:2019-09-01 09:11:39
塩酸フェキソフェナジン(アレグラR),塩酸オロパタジン(アレロックR ..
ビラノアを1年以上服用しています。半年前まではほとんど飲まなくても大丈夫でしたが、6月すぎてから、毎日飲まないと蕁麻疹が全身に出てしまいます。……。そのタイミングで、薬を変え
オロパタジン、フェキソフェナジンで、重篤な副作用が出てしまい、ビラノアに戻り。少しづつ効かなくなっており、飲んでいるのに蕁麻疹がちらほら出てきてしまいます。胃薬兼アレルギー薬を飲んで合わせて効果を見てますが……薬辞めたいですね
フェキソフェナジン塩酸塩、ロラタジン等が用いられる。 メキタジンについては ..
・アレルギー症状の時間的変化や食事・睡眠・運動・ストレスなどの生活リズム情報を知ることは、薬の投与時間変更や生活改善による治療に有用である。
・プリックテストなどのProvocation Testは夜に行うほうが良い(休息期はIgEシグナルの感受性が高い)
・ステロイドは強い概日リズム同調因子なので、不眠やうつなどの概日リズムへの影響を考えるべき
・基礎実験の際は、実験群間の時間を揃える
・臨床研究で使う多くのバイオマーカーには概日リズムがある。測定時間を気にかけること
例;CD203c、好酸球数
・日本人重症喘息患者におけるTh2マーカーは概日リズムがあり、1回だけの検査ではおそらくエンドタイプを判断できない。
問1 次の医薬品に含まれる基本骨格の構造に対する名称の正誤について、正しい組合せはどれか。 ..
・喘息は夜間に発作を起こしやすく、朝方のピークフローが低下する。
・アレルギー性鼻炎のモーニングアタック(起床時の鼻閉とくしゃみ)は昔から知られている。
・スギ花粉症患者の好塩基球のスギ反応性は朝方亢進している。(※スギ花粉症患者から好塩基球を採取しスギ花粉で刺激する「好塩基球活性化テストBAT」にて。)
・皮膚バリア機能の概日リズムでは、経表皮水分蒸散量(TEWL)は12時頃最小となり深夜に最大となる。
アトピー性皮膚炎では就寝時にかゆみが増悪するが、皮膚バリア機能は全体的に夜間に低下することが知られており、眠前の保湿が重要である。
・I型アレルギー反応のマウスモデルとしてPCA反応(passive cutaneous anaphylaxis)
抗原特異的IgEをマウスに皮下注すると皮下のマスト細胞と結合する。その後抗原と色素(Evans Blue)を静注すると、マスト細胞が脱顆粒してヒスタミンなど放出して血管透過性が亢進するので色素が皮下に漏出する。この色素の強さを定量するとPCA反応の強さがわかる。
この実験系を用いて演者らはI型アレルギー反応と概日リズムの関連を検討した。
野生型マウスではPCA反応が強い時間(休息期)と弱い時間(活動期)の概日リズムが認められたが、PER2変異マウスやマスト細胞選択的Clock変異マウス、SCN破壊マウス、明暗環境を10時間:10時間にセットしたマウスでは、いずれも概日リズムは認めなかった。
→ I型アレルギー反応の花粉症や蕁麻疹の時間依存性は、概日時計(特にマスト細胞の)が制御していると考えられる。
・IgEβ鎖配列のみ概日リズムがある。(振動している)
さらに演者らはマスト細胞のみ時計遺伝子を壊したマウスを作成しPCA反応を検討した。
野生型では夜間活動期のPCA反応は弱くなるが、時計破壊したマウスでは変動は認めなかった。
IgE受容体はα、β、γ、の3つのタンパク質で構成されるが、β鎖に発現リズムがあり、時計の壊れたマスト細胞ではそのリズムが消失するためと考えられる。β鎖遺伝子のプロモーター領域には”E-Box配列”と呼ばれる時計タンパク質Clockが結合する配列があり、時間とともに離合を繰り返している(時間依存性がある)。
マスト細胞の時計はIgE受容体β鎖の発現を24時間周期に制御している。
従って、同じ抗原量に暴露してもIgE受容体発現量が多い時間帯には脱顆粒の反応が強く、発現量が少ない場合には反応は弱くなる。
マスト細胞の時計が脱顆粒反応の概日リズムを生み出しているのである。
・マスト細胞はどうやって時計が制御されているのか?
マスト細胞は我々の体に1兆個存在するといわれており、もし1個1個のマスト細胞の時計が狂うと、総体として時間依存性はなくなるはずである。
マスト細胞のPer2発現レベルは24時間周期で変動するが、副腎を摘出すると変動がなくなる。
副腎由来の液性因子のコルチコステロンがマスト細胞の時計を同調させる。
すなわち、朝の光→ SCNが時計をリセット → SCNから副腎にリセット司令 → 副腎のグルココルチコイドのモーニングサージ → マスト細胞がリセット → マスト細胞がIgE受容体のβ鎖の発現を制御
・ストレス時には副腎皮質ホルモンのリズムが変動する。
演者らの報告ではマウスに拘束ストレスを与えると、マスト細胞のPer2概日リズムは消失した。そこにPCA反応をするとコントロールマウスでは活動期に反応低下するが、拘束マウスではリズムがなくなる。
→ ストレスのある花粉症患者は昼夜関係なく症状がでるのではないか。
・夜食マウス(夜食しか与えないマウス)ではマスト細胞時計のリズムが乱れる。
概日時計はI型アレルギーの日内リズムを形成している。
食事のタイミング・ストレス・(ポジティブな)感情はアレルギーに強く影響する。
最近の研究ではIgE受容体だけでなく、IL-33 の受容体であるST2など種々の受容体でE-Box配列を持っていてClockの制御下にある。
IgE依存性、非依存性のマスト細胞活性化はデフォルトで休息期に強まるようにプログラムされている。アレルギーが夜に出やすいのはマスト細胞の中にプログラムされていることであり、マスト細胞は昼と夜で違う細胞である。
骨格筋の組織でも行われ、骨格筋もその収縮のエネルギー源としてグリコーゲンを蓄 ..
三環式骨格の薬で効果が出にくいときは、ピペリジン骨格もしくはピペラジン骨格に変更してみることで、くしゃみやかゆみが治まることがあります。
ラットに酸化マグネシウム400mg/kgを経口投与後、4時間、48時間における肝臓、腎臓、心臓、骨格 ..
化学構造式で分類すると三環系、ピペリジン骨格、ピペラジン骨格の3種類に分けることができます。
アレグラ錠(フェキソフェナジン塩酸塩)に含まれている成分や効果
新しい薬だから必ずしも良いというわけではありません。アレルギー症状の程度は個人個人で様々ですし、それぞれの置かれている環境(生活習慣や仕事の内容など)によっても必要とされる薬は異なります。効果と副作用のバランスを考えて自分に合う薬を探していくとよいと思います。
第二世代:アレグラ(フェキソフェナジン)、アレジオン(エピナスチン ..
鼻噴霧ステロイドは、薬物療法の中で最も症状改善効果が強い薬剤と言われています。作用機序は複雑なため割愛しますが、鼻の粘膜局所における炎症性物質を抑える作用があります。