おおしま皮膚科でのイソトレチノインを使用したニキビ治療の流れです。
イソトレチノイン(アクネトレント)には後述する注意点があるので最初からニキビ治療に使う飲み薬ではないですが、重症ニキビだけでなく、軽症〜中等症でも繰り返すニキビには処方することがあります。ほかの外用薬や内服薬で治らない場合はニキビ跡が目立つ前に、重症でなくても少ない量でイソトレチノインを内服するというのが世界的な治療の流れになっています。
これは、文献上のイソトレチノインの有効率・改善率と大きく変わりません。
当院の患者に対するイソトレチノイン治療の成績は、改善率は98%以上、再発率*は30%以下です。
1日1回1錠を食後に内服し、治療開始後1ヶ月間は、約3割の患者様に一過性のニキビの増悪(好転反応)が認められます。個人差にはなりますが、16~24週間ほどで効果が期待できます。早い方では4~12週間で効果があらわれます。
イソトレチノインは、どのような機序でニキビを治すのでしょうか?
中等度のニキビ患者に対して約6ヶ月に渡って20mg/日のイソトレチノイン治療を行った研究では、98.99%の患者が改善し、その中で劇的に改善した患者が98.3%と非常に高い有効率が報告されています 3。
難治性ニキビは、肥大化した皮脂腺を収縮させ、皮脂の過剰分泌を止めることが治療のポイントとなります。イソトレチノインは体の中から皮脂腺にアプローチして、ニキビの根本改善を叶える治療薬です。
イソトレチノインは、1ヶ月後に皮脂が減ってきたことを実感できます。
イソトレチノインの重大な副作用として、流産や胎児奇形があります。
そのため、イソトレチノインの服用中、および服用終了後は必ず避妊してください。
女性は6ヵ月間、男性は2ヵ月間、避妊が必要となります。
また他の主な副作用には、発疹、皮膚の乾燥、頭痛、視覚障害、筋肉や関節の圧痛、悪心、嘔吐、鼻出血、うつ病、自殺企図などがあります。
ニキビの中でもぼこぼことした頬や顎のニキビは嚢胞性ざそうと呼ばれ、非常に治りにくいです。このタイプのニキビはイソトレチノインを使った治療が有効なケースが多いです。
イソトレチノインはこのようなニキビに悩む方におすすめの治療薬です。
イソトレチノインは、皮脂腺を縮小(退縮)させる作用があり、その結果、ニキビの原因である皮脂分泌を抑制します。皮脂の分泌量が減ることで、アクネ菌などニキビの原因菌が定着できなくなるため、炎症の進行を防ぎ止めることができます。
・催奇形性(胎児への影響)
*女性は必ず避妊する必要があります
- 内服中ならびに、内服終了後1ヶ月間 *妊娠の可能性が少しでもある方は使用できません。
・皮膚の乾燥(特に唇の荒れ、肌のかさつき)、敏感肌
・眼症状 (ドライアイ、眼瞼炎、結膜炎、視力障害)
・鼻出血 (鼻粘膜の乾燥)
・肝酵素や脂質(中性脂肪、コレステロール)値の上昇
・頭痛
・関節痛・筋肉痛・骨痛
・光線過敏
・脱毛
・うつ症状の悪化(*イソトレチノインとの因果関係は不明)
・消化器症状(吐き気、下痢、嘔吐)
・息切れ、胸の圧迫感、過度の発汗
・高用量で用いた際に身長の伸びが止まる可能性があります
・発疹、湿疹、薬疹など
イソトレチノインによるニキビ治療と、とによるスキンケアを行いました。
しかし、ベピオやエピデュオなどの保険適応の薬を長期間使ってもよくならない場合は、 海外では重症~中等症のニキビに使われるイソトレチノイン内服療法がおすすめです(参考文献1)。
イソトレチノイン治療と併せて、サリチル酸マクロゴールピーリングを開始しました。
イソトレチノインの内服にともない肝機能異常や高脂血症、血球減少が生じることがあります。
必要時は内服開始時に採血を行います。
内服開始から1ヶ月後に必ず1回目の採血を行い、その後は2ヶ月ごとの採血を行います。
イソトレチノインの内服量を増量した場合も、増量から1ヶ月後に適宜採血を行います。
採血データに異常が生じた場合はイソトレチノインの減量、内服中止などを行います。
皮脂の分泌を抑える作用、 · アクネ菌に対する抗菌作用・抗炎症作用、 · 角質による毛穴つまりを改善する作用.
イソトレチノイン内服によりニキビが落ち着くまでにかかる期間は平均3〜6ヶ月ほどですが、重症度や個人差によって異なります。
当院ではニキビ治療については内服を最低でも6ヶ月(〜8ヶ月間)続けることをおすすめしております。
*ニキビ改善後に再発抑制を目指す場合は長期の内服が必要となります。
イソトレチノインには、以下の効果があります。
イソトレチノインは、毛穴の詰まり(角化異常)を改善して、正常に整える効果があります。皮脂が毛穴に停滞するのを解消するため、アクネ菌の増殖も抑えられ、アクネ菌が引き起こしていた炎症も沈静されます。
またイソトレチノインの効果や経過には個人差があります。
重度のニキビ患者に対して約5ヶ月に渡って1mg/kg/日のイソトレチノイン治療を行った研究では、90%の患者で炎症性ニキビの95%以上の減少が認められました。また、用量依存的に有効率が上昇(つまり、用量が多ければ多いほど有効率が上昇)したことも報告されています 4。
Q. イソトレチノインはどのくらいで効果を実感できますか?
また、飲み始めてから1ヶ月後には血液検査を行います。
これは副作用が出ていないかどうかを調べるためです。
血液検査の結果次第でイソトレチノインの影響があると判断された場合は、医師の判断で治療が中止となる可能性があります。
を採用しています。いずれも皮脂腺を縮小させる治療法です。
イソトレチノインが日本で未認可なのは、ニキビは身体的に不調をきたす病気ではないことから、「疾病の治療目的」というよりは「美容目的」と解されることも多く、特にイソトレチノインのような催奇形性等の重篤な副作用がある薬は、認可されにくくなっていることがその理由です。
イソトレチノインによる治療を開始しました。
イソトレチノインで既にできたニキビ跡を治すことはできませんが、ニキビ跡の原因となる長引くニキビの症状を治療することができます。ニキビの症状が長くなるほど、炎症による肌ダメージの影響が出やすくなり、ニキビ跡が残りやすくなります。
イソトレチノインによる治療を開始しました。
当院で治療を受けたほとんどの患者が、以前に抗生剤や塗り薬などの皮膚科治療をすでに受けており、改善が認められなかったことを考えると、イソトレチノインの効果は非常に高く、再発率が低い治療と言えます。
イソトレチノイン (ニキビ治療薬)|大阪の美容皮膚科・PSC
イソトレチノインは海外で、中等度~重度のニキビ治療に広く用いられ、欧州や米国の治療ガイドラインでは高いレベルで推奨されており、全世界で30年以上前から使用されています。
皮脂腺の細胞は強いため、イソトレチノインの治療が終了すると、皮脂腺の大きさは徐々に元の大きさに戻っていきます。 皮脂量も約9割が元に戻ります。 皮脂の量が戻ってもニキビが出来にくくなる理由は、皮膚の細胞が正常化し、皮脂が出たとしてもそれが毛穴をつまらせることがなくなるからです。
イソトレチノインは難治性ニキビや、軽症~中等症であっても何度も繰り返して治らないニキビの治療に適しています。
日本では認可外ですが、欧米では標準治療として選択肢のひとつとなっています。
イソトレチノインはネットでも購入可能ですが、安易な購入はリスクが高まるため、医療機関で処方してもらいましょう。
重症のニキビでお悩みの方は、
最近耳にするイソトレチノインとは?期待できる効果について
ニキビ跡の代表的な症状は「赤み」、「黒ずみ」、「盛り上がり」、「へこみ」です。ここではニキビ跡について、イソトレチノインで期待できる効果を紹介します。
オイリー肌の治療方法 オイリー肌を改善させるためには、トレチノイン(外用薬)や、どうしても治療をしたいという患者様にはイソトレチノイン(内服薬)が効果的です。 トレチノインとは、ビタミンA(レチノール)活性体を指し、皮脂腺を委縮させ、皮脂の過剰分泌を抑える外用薬です。
軽症のニキビに対しても、他の治療が無効であり再発を繰り返す患者さんへ処方しています。中等症以下のニキビに対しては、0.5mg/kg/日か、それ以下のイソトレチノインの低用量療法で効果が出る場合も多くあります 5, 6。
イソトレチノインの効果が現れるのは、治療開始から3~4ヵ月後です。 薬の成分が皮脂腺に徐々に働きかけ、ニキビの原因である過剰な皮脂分泌を抑制するまでに時間がかかるためです。
ニキビ治療薬(アクネトレント)はイソトレチノインというビタミンAの一種で、皮脂の分泌を抑える作用、アクネ菌に対する抗菌作用、抗炎症作用に優れているため、重症の炎症性ニキビに対して効果があります。
成増駅前かわい皮膚科
イソトレチノインでしっかりニキビ治療しながら、ニキビ跡治療を平行することも可能ですのでお気軽にご相談ください。
イソトレチノインでもニキビが治らない・再発のご相談
イソトレチノインにはニキビ跡の症状に直接作用するような働きは期待できません。ただしイソトレチノインによりニキビを治療することで、ニキビが長引いたときにできるニキビ跡を防ぐ働きが期待できます。