→ パロノセトロン(5-HT3拮抗剤)、デキサメタゾン(ステロイド剤).


また同様の患者集団を対象として,CBDCA+nab-PTX療法にアテゾリズマブを追加することの有効性を評価した第Ⅲ相試験(IMpower130試験)では,主要評価項目としてEGFR遺伝子変異/ALK融合遺伝子陰性集団におけるPFSおよびOSが比較検証された。CBDCA+nab-PTX療法に対するアテゾリズマブの上乗せはPFSがHR 0.64(95%CI:0.54-0.77,P<0.001,中央値:7.0カ月vs 5.5カ月),OSがHR 0.79(95%CI:0.64-0.98,P=0.033,中央値:18.6カ月vs 13.9カ月)とPFS,OSを有意に延長することが示された。また,PD-L1発現が「TC3/IC3」のサブグループ解析においても,PFSはHR 0.51(95%CI:0.34-0.77,中央値:6.4カ月vs 4.6カ月),OSはHR 0.84(95%CI:0.51-1.39,中央値:17.3カ月vs 16.9カ月)と,PD-L1高発現症例において良好な結果を示した。主な毒性は,アテゾリズマブ併用療法群で好中球減少や貧血などの骨髄抑制,食欲不振,悪心,倦怠感,下痢などであり,Grade 3以上の毒性はプラチナ製剤併用療法群と比較し頻度は高い傾向を認めた(81% vs 71%)。また免疫関連の毒性として,アテゾリズマブ併用群では甲状腺機能障害(15%),肝機能障害(10%)を主に認め,さらに皮疹,肺臓炎,大腸炎などが報告されており,免疫関連の毒性管理には注意が必要である。


[PDF] 副腎皮質ホルモン剤 デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム注射液

PS 0-1のⅣ期非小細胞肺癌(非扁平上皮癌)患者を対象として,プラチナ製剤併用療法に対しアテゾリズマブを追加することの有効性を評価した第Ⅲ相試験(IMpower150試験)が行われ,CBDCA/PTX/ベバシズマブ+アテゾリズマブ併用療法(B群)とCBDCA/PTX/ベバシズマブ療法(C群)の比較結果が報告された。主要評価項目はEGFR遺伝子変異/ALK融合遺伝子陰性集団におけるPFSおよびOSであった。C群に対するB群のPFSは,HR 0.62(95%CI:0.52-0.74,P<0.001,中央値:8.3カ月vs 6.8カ月),OSはHR 0.78(95%CI:0.64-0.96,P=0.02,中央値:19.2カ月vs 14.7カ月)であり,CBDCA/PTX/ベバシズマブ療法に対するアテゾリズマブの上乗せはPFS,OSを有意に延長することが示された。なお,最終解析におけるOSはHR 0.80(95%CI:0.68-0.95,中央値:19.8カ月vs 15.0カ月)であった。PD-L1発現が「TC3/IC3」のサブグループ解析において,PFSはHR 0.39(95%CI:0.25-0.60,中央値:12.6カ月vs 6.8カ月),最終解析におけるOSはHR 0.70(95%CI:0.46-1.08,中央値:30.0カ月vs 15.0カ月)と,PD-L1高発現症例において良好な結果を示した。主な毒性は,アテゾリズマブ併用療法群で食欲不振,末梢神経障害,悪心,倦怠感などであり,Grade 3以上の毒性はCBDCA/PTX/ベバシズマブ療法群と比較し頻度は高い傾向を認めた(60.4% vs 51.5%)。また免疫関連の毒性として,アテゾリズマブ併用療法群で皮疹,肝機能障害,甲状腺機能障害,肺臓炎,大腸炎などが報告されており,免疫関連の毒性管理には注意が必要である。

EGFR遺伝子変異やALK融合遺伝子のない,PS 0-1のⅣ期非小細胞肺癌(非扁平上皮癌)患者を対象として,プラチナ製剤併用療法に対しペムブロリズマブを追加することの有効性を評価した第Ⅲ相試験(KEYNOTE-189試験)が行われた。中間解析において主要評価項目であるPFSは,HR 0.52(95%CI:0.43-0.64,P<0.0001,中央値:8.8カ月vs 4.9カ月),OSは更新された報告において,HR 0.60(95%CI:0.50-0.72,中央値:22.0カ月vs 10.6カ月)であり,プラチナ製剤+PEM療法に対するペムブロリズマブの上乗せはPFS,OSを有意に延長することが示された。PD-L1 TPS 50%以上のサブグループ解析において,PFSはHR 0.35(95%CI:0.25-0.49,中央値:11.3カ月vs 4.8カ月),OSはHR 0.68(95%CI:0.49-0.96,中央値:27.7カ月 vs 10.1カ月)と,良好な生存効果を示した。主な毒性は,ペムブロリズマブ併用療法群で悪心,貧血,倦怠感,便秘などであり,Grade 3以上の毒性はプラチナ製剤併用療法群と比較し頻度は同等であった(72.8% vs 67.3%)。ただし,ペムブロリズマブ併用療法群でGrade 3以上の免疫関連の毒性が12.8%と報告され,急性腎障害および肺臓炎により2例の治療関連死が報告されており,これらの毒性管理には注意が必要である。同試験のPROにおいては,ペムブロリズマブ併用療法群で,QOLの維持もしくは肺癌による症状の悪化までの期間の延長が示された

注)デキサメタゾンを積極的に使用できない場合は、デキサメタゾン2-

全身状態良好(PS 0-1)なPD-L1 TPS 50%以上に対する一次治療において薬物療法は勧められるか?

以上より,HER2遺伝子変異陽性例に対しては,二次治療以降でトラスツズマブ デルクステカン単剤療法が勧められる。エビデンスの強さはC,総合的評価では行うよう強く推奨(1で推奨)できると判断した。下記に,推奨度決定のために行われた投票結果を記載する。

・出来れば、皮疹予防のためにデキサメタゾン8mgを投与前日、当日、翌日に経口又は注射にて投与するのが望ましい

活性型HER2遺伝子変異陽性の既治療非小細胞肺癌91例を対象として,トラスツズマブ デルクステカン単剤療法(6.4 mg/kg)を評価する第Ⅱ相試験(DESTINY-Lung01試験)が行われた。主要評価項目であるORRは55%,PFS中央値は8.2カ月,OS中央値は17.8カ月であった。主な毒性は,悪心・嘔吐や下痢などの消化器毒性,好中球減少や貧血などの血液毒性,倦怠感,脱毛,食欲不振が挙げられたほか,26%(24例)で間質性肺炎が認められ,Grade 5も2例認められた。その後,同じく活性型HER2遺伝子変異陽性の既治療非小細胞肺癌152例を対象として,トラスツズマブ デルクステカン単剤療法5.4 mg/kgと6.4 mg/kgのランダム化第Ⅱ相試験(DESTINY-Lung02試験)が行われ,中間解析(80例)の結果が報告された。ORRは5.4 mg/kg群で53.8%,6.4 mg/kg群で42.9%であった。Grade 3以上の治療関連有害事象発現率は,5.4 mg/kg群で31.7%,6.4 mg/kg群で58.0%であり,間質性肺炎の頻度はそれぞれ5.9%,14.0%であった

以上より,KRAS遺伝子G12C変異陽性例に対しては,二次治療以降でソトラシブ単剤療法が勧められる。エビデンスの強さはB,総合的評価では行うよう強く推奨(1で推奨)できると判断した。下記に,推奨度決定のために行われた投票結果を記載する。

要望の多い下記患者様指導用資材をご請求いただけます。 ニトロペン舌下錠0.3mgを使用される方へ; デキサメタゾン ..

NTRK融合遺伝子陽性の固形癌に対して,エヌトレクチニブ単剤療法を評価する試験が癌腫横断的に行われた。2つの第Ⅰ相試験(ALKA-372-001試験,STARTRK-1試験)では,有効性評価が可能な症例のうちNTRK融合遺伝子陽性例の3例中1例にNSCLCが含まれており,奏効が得られている。前述した第Ⅰ相試験および第Ⅱ相試験(STARTRK-2試験)の統合解析では,全体で54例のNTRK融合遺伝子陽性固形癌が登録され,主要評価項目であるORRは57%,PFS中央値は11カ月であった。更新された報告(121例)においてNSCLCは22例(18.2%)含まれており,ORRは74%,PFS中央値は13.8カ月であった。エヌトレクチニブ単剤療法の主な毒性は,味覚障害,便秘,下痢などの消化器毒性,倦怠感,浮腫,クレアチニン上昇,ヘモグロビン低下が挙げられる。

*主にがんゲノムプロファイリング検査で検索されるため,実施可能な施設は限られる(2023年6月時点)。


Day 2,3)抗がん剤:エトポシド 180 mg,支持療法:デキサメタゾン注 6.6 mg.

MET遺伝子変異(エクソン14スキッピング変異)陽性の非小細胞肺癌を対象として,テポチニブ単剤療法の第Ⅱ相試験(VISION試験)が行われた。主要評価項目はORRであった。有効性評価が可能であった146例のORRは44.5%,そのうち観察期間が9カ月以上得られたコホート(99例)におけるORRは46%,PFS中央値は8.5カ月,OS中央値は17.1カ月であった。テポチニブ単剤療法の主な毒性は,末梢浮腫,悪心,下痢,クレアチニン上昇が認められている。なお,テポチニブ単剤の投与によってQOL指標の一部が改善することが示されている。日本人集団の報告では全体集団と同様の傾向であった

再発難治性多発性骨髄腫に対するベランタマブ マホドチン+ボルテゾミブ+デキサメタゾン、全生存期間を有意に改善 ..

また,同じくROS1融合遺伝子陽性の非小細胞肺癌に対して,エヌトレクチニブ単剤療法を評価した2つの第Ⅰ相試験(ALKA-372-001試験,STARTRK-1試験),および第Ⅱ相試験(STARTRK-2試験)の統合解析が報告された。全体で53例のROS1融合遺伝子陽性例が登録され,主要評価項目であるORRは77%,PFS中央値は19.0カ月であった。同試験の更新された報告では,ORRは67.1%,PFS中央値は15.7カ月であった。また,無症候性脳転移に対しても高い頭蓋内奏効率が報告されている(Ⅳ.転移など各病態に対する治療:参照)。エヌトレクチニブ単剤療法の主な毒性は,味覚障害,便秘,下痢などの消化器毒性,倦怠感,浮腫,クレアチニン上昇,ヘモグロビン低下が挙げられる。なお,今回の統合解析においてクリゾチニブ既治療例は含まれておらず,クリゾチニブ耐性後のエヌトレクチニブ単剤療法の効果は明らかではない。

[PDF] パロノセトロンおよびデキサメタゾンの 制吐療法を受

前治療でアレクチニブ使用歴のある20症例に対するセリチニブ単剤療法の第Ⅱ相試験(ASCEND-9試験)が本邦で行われ,ORR 25%,PFS中央値3.7カ月であった。主な毒性は,下痢,嘔気・嘔吐,肝機能障害,クレアチニン上昇,食欲不振,便秘,QT延長,発熱であり,その他重篤な有害事象の報告はなかった

Shinkaiらは、肺癌患者に対する抗悪性腫瘍薬投与に伴う悪心・嘔吐に対して、デキサメ

ALK融合遺伝子陽性例を対象としたロルラチニブ単剤療法の第Ⅱ相試験が行われた。全体198例のうち31%(62例)でアレクチニブ投与歴があり,このうち直近のALK-TKIがアレクチニブであった症例(62例)においては,ORR 37.1%であった。日本人集団の報告では全体集団と同様の傾向であった(主な毒性についてはを参照)。

・ 肺がん治療には、エルトチニブ、ゲフィチニブが用いられています。 Page ..

以上より,PS 2-4の場合,ALK融合遺伝子陽性例の一次治療としては,アレクチニブ単剤療法が勧められる。エビデンスの強さはC,ただし総合的評価では行うよう強く推奨(1で推奨)できると判断した。下記に,推奨度決定のために行われた投票結果を記載する。

デキサメタゾンの確実な前投薬で十分な予防効果【肺癌学会2010】

以上より,治療効果と毒性のバランスを考慮し,ALK融合遺伝子陽性例の一次治療としてはロルラチニブ単剤療法を行うよう提案する。エビデンスの強さはB,また総合的評価では行うよう弱く推奨(2で推奨)できると判断した。下記に,推奨度決定のために行われた投票結果を記載する。

・非小細胞肺がん(非扁平上皮がん) StageⅢB および StageⅣの一次治療

以上より,治療効果と毒性のバランスを考慮し,ALK融合遺伝子陽性例の一次治療としてはブリグチニブ単剤療法を行うよう提案する。エビデンスの強さはB,また総合的評価では行うよう弱く推奨(2で推奨)できると判断した。下記に,推奨度決定のために行われた投票結果を記載する。

肺がんは、気管支(肺門部)や肺胞(肺野部)の細胞が、がん細胞に ..

ALK融合遺伝子陽性,PS 0-1のⅣ期非小細胞肺癌を対象として,ブリグチニブ単剤療法とクリゾチニブ単剤療法を比較した第Ⅲ相試験(ALTA-1L試験)が行われ,主要評価項目であるPFSはHR 0.49(95%CI:0.33-0.74,P<0.001,中央値:未到達vs 9.8カ月)であり,ブリグチニブ単剤療法のクリゾチニブ単剤療法に対する有意な延長が報告されている。また,更新された中間解析の報告において,PFS中央値はブリグチニブ単剤療法で24.0カ月,クリゾチニブ単剤療法で9.8カ月であった。Grade 3以上の有害事象は,ブリグチニブ単剤療法で61%,クリゾチニブ単剤療法で55%であった。ブリグチニブ単剤療法の主な毒性は,下痢,悪心,嘔吐などの消化器毒性,高血圧,クレアチンキナーゼ上昇,皮疹,間質性肺炎が挙げられる。

AMRを使うのはどんな患者さん? • 再発⼩細胞肺がんに対して投与されることが多い

以上より,治療効果と毒性のバランスを考慮し,ALK融合遺伝子陽性例の一次治療としてはアレクチニブ単剤療法を行うよう推奨する。エビデンスの強さはA,また総合的評価では行うよう強く推奨(1で推奨)できると判断した。下記に,推奨度決定のために行われた投票結果を記載する。

アテゾリズマブ併用 (非扁平上皮癌のみ), CBDCA, (AUC=6),day 1, 3週毎

一方,それ以降の治療ラインでの使用の可否に関しても議論がなされたが,本CQにおいて,EGFR遺伝子変異陽性例の患者における免疫チェックポイント阻害薬単独療法の投与の可否を判断するだけの根拠が明確ではないと判断した。下記に,推奨度決定のために行われた投票結果を記載する。

• パクリタキセル投与30分前にデキサメタゾン、クロルフェニラミン、ファモ

非小細胞肺癌の一次治療において,EGFR遺伝子変異陽性,かつPD-L1陽性例を対象としたペムブロリズマブの有効性を評価する第Ⅱ相試験が行われた。中間解析において10例中のORRは0%であり,早期での無効中止となっており有効性は示されなかった。非小細胞肺癌の二次治療において,免疫チェックポイント阻害薬(ニボルマブ,ペムブロリズマブ,アテゾリズマブ)とDTXの比較第Ⅱ/Ⅲ相試験を統合解析した報告の中で,EGFR遺伝子変異陽性例における免疫チェックポイント阻害薬のDTXに対するOSはHR 1.11(95%CI:0.80-1.53,P=0.54)であり,免疫チェックポイント阻害薬を用いた治療は全体集団では有効性が示されているもののEGFR遺伝子変異陽性例において優れているという結果は示されていない。このため,EGFR遺伝子変異陽性の患者に対する免疫チェックポイント阻害薬単独療法の効果は,EGFR遺伝子変異陰性の患者と比べて低い可能性がある。治療ラインとして一次治療,二次治療において,免疫チェックポイント阻害薬単独療法は,現時点で明確な有効性は示されていない。

非小細胞肺がん:CDDP+PEM+ペムブロリズマブ療法|レジメン紹介

いずれも探索的なサブグループ解析のみであり,現時点では,一次治療EGFR-TKI耐性または増悪後例に二次治療で細胞傷害性抗癌薬と免疫チェックポイント阻害薬を併用した治療を行うよう勧めるだけの根拠が明確ではないと判断した。下記に,推奨度決定のために行われた投票結果を記載する。