製薬各社の主要製品・薬価改定率 先発18製品で30%超引下げ 再算定
厚生労働省は23日、新薬14成分22品目を薬価収載した。収載された新薬は下掲の通り。
このうち「デベルザ錠」「アプルウェイ錠」「フォシーガ錠」「ルセフィ錠」の3成分4製品は2型糖尿病治療に用いるSGLT2阻害薬。4月に収載された「スーグラ錠」(アステラス製薬)と合わせて、SGLT2阻害薬は5製品となった。
「アテディオ配合錠」(バルサルタンとシルニジピンの配合薬)と「ザクラス配合錠」(アジルサルタンとアムロジピンベシル酸塩の配合薬)は、既収載品医薬品の配合薬のため、新薬に適用される14日処方制限ルールの対象外となった。
フォシーガ錠10mgの薬価・添付文書など詳細情報 | アストラゼネカ
田辺三菱製薬は8月4日、2型糖尿病治療薬「カナグル」(カナグリフロジン水和物)について、2型糖尿病を伴う慢性腎臓病への適応拡大を申請したと発表した。同薬は田辺三菱が創製したSGLT2阻害薬。日本では2014年9月から販売されている。SGLT2阻害薬では、アストラゼネカの「フォシーガ」(ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物)が近く慢性腎臓病の適応で承認を取得する見通しで、日本ベーリンガーインゲルハイムの「ジャディアンス」(エンパグリフロジン)も開発の最終段階に入っている。
中医協総会は8月4日、武田薬品工業のうつ病治療薬「トリンテリックス」(ボルチオキセチン臭化水素酸塩)について、費用対効果評価の結果に基づいて薬価を4.3%引き下げることを了承した。引き下げ後の薬価は、10mg錠が161.70円(現行薬価168.90円)、20mg錠が242.50円(同253.40円)。新薬価は11月1日から適用される。一方、小野薬品工業の慢性心不全治療薬「コララン」(イバブラジン塩酸塩)とノバルティスファーマの同「エンレスト」(サクビトリルバルサルタンナトリウム水和物)は、費用対効果評価の結果、価格調整は行わないことになった。
短所としては薬価が高く、特に25mg錠はコストに見合った血糖降下作用は ..
中医協総会は8月4日、日本ベーリンガーインゲルハイムの特発性肺線維症治療薬「オフェブ」(ニンテダニブエタンスルホン酸塩)に市場拡大再算定を適用し、薬価を引き下げることを了承した。今年3月のNDBデータをもとに検討したところ、「年間販売額350億円超かつ基準年間販売額の2倍超」の要件に該当すると判断された。改定後の薬価は、100mgカプセルが3968.90円(現行薬価4440.80円)で引き下げ率10.6%、150mgカプセルが5953.50円(同6676.40円)で引き下げ率10.8%。11月1日から適用する。
中央社会保険医療協議会(中医協)総会は8月4日、中外製薬の経口脊髄性筋萎縮症治療薬「エブリスディドライシロップ」(一般名・リスジプラム)やアルナイラム・ジャパンの急性肝性ポルフィリン症治療薬「ギブラーリ皮下注」(ギボシランナトリウム)など新薬15成分23品目の薬価収載を了承した。収載は12日。国内2剤目、3剤目となる片頭痛向けの抗体医薬や、昨年5月に特例承認された新型コロナウイルス感染症治療薬「ベクルリー」(レムデシビル)なども収載される。第一三共の腫瘍溶解性ウイルス製剤「デリタクト注」(テセルパツレブ)も再生医療等製品として薬価収載が了承され、あわせて収載される。くわしくはで。