下垂体中葉に対する生理学的性質」の詳細情報です。J-GLOBAL 科学 ..


眼などから入った光の信号は、視神経 → 視交叉上核 → 上頸神経節 → 松果体へと達する。松果体では、睡眠を促すホルモン物質「メラトニン」が産出され、光を感知すると、その分泌が抑制される。夕方~夜になるとメラトニンの分泌が始まり、やがて全身の臓器に行き渡って睡眠をとる。


題記化合物のα-脳下垂体中葉刺激ホルモンに対する抵抗作用はメラトニンよりかなり弱かった:参17.

変温脊椎動物の皮膚の色素胞は、ホルモンによっても複雑にコントロールされている。 最近の知見は益々その複雑さを印象づける()。脳下垂体中葉ホルモン(α-MSH)は変温脊椎動物の色素胞全般に効果があり、一般に色素顆粒や白色素胞内の光散乱性細胞小器官を散乱させる。MSHの作用には、細胞外にカルシウムイオンが存在していることが必要である。ドンコの運動性虹色素胞では光反射小板の凝集が起こる。いずれもMSH受容体を介して細胞内cAMP濃度が上昇した結果である。繰り返し述べることになるが、ハゼ科魚類の運動性虹色素胞における小板の凝集・拡散のしくみは、他の色素胞の機構と異なるらしく、細胞内セカンドメッセンジャーの濃度と運動の方向との関係は相互に反対である。

は、分子量の大きな成長や生殖腺刺激など下垂体前葉や、インスリンや視床下部などのタンパク質‐ポリペプチド系、小分子のアドレナリンやチロキシンなどのアミノ酸誘導体、同じく小分子の副腎 (ふくじん)皮質や性などのステロイド、プロスタグランジンのような脂肪酸誘導体などに分けられる。このうち、アミノ酸誘導体系、ステロイドおよび脂肪酸誘導体は、ほとんどすべて分子構造が決定されており、合成できるものが多い。タンパク質‐ポリペプチド系の多くはアミノ酸配列が決定されており、合成できるものもある。の研究(内分泌学)の歴史においては、の作用機構の研究と併行して、の精製、分子構造の決定、合成、の受容体や遺伝子の研究が行われてきた。を純化することは、微量でも別のが混入していると作用が異なるためにその意義が大きいのであるが、血糖量の調節にあずかるインスリンとグルカゴン(膵臓 (すいぞう)のランゲルハンス島の細胞が分泌する)の純化にその好例をみることができる。すなわち、本来血糖値を下げる粗製インスリンを注射すると、逆に一時的に血糖値が上昇する現象がみられた。これを調べるうちに、粗製インスリン中に別種のが含まれていることがわかり、グルカゴンの発見につながった。

【基礎から学ぶ】ホルモン(視床下部-下垂体-松果体)【解剖生理学】

魚類の頭頂部、ちょうど左右の側眼の真中あたりに色素胞の欠如した部位があり、その部分の皮膚の下に松果体という内分泌器官がある。松果体の感覚細胞は網膜の視細胞に類似の構造を有し、外界の光の直接影響下にある。 ここで合成されるホルモンがメラトニンで、合成・分泌は夜に行われる。 従って、昼夜のリズムに広く関与している可能性がある。

メラトニンという名は、ウシの松果体から抽出した物質がカエルの皮膚を明化させた(Lernerら、1958)ことに由来するが、魚類の光吸収性色素胞でも通常、色素顆粒の凝集を誘起する。しかし、魚種によって、あるいは同一体でも部位によってメラトニンの色素胞に対する効果に違いがあることがわかり、このホルモンと模様形成との関連が指摘されるようになった。

視床下部のホルモン 下垂体前葉のホルモン 成長ホルモン(GH) プロラクチン 下垂体中葉のホルモン 下垂体 ..

は成長の仕方や分化の方向も決定する。たとえば、オタマジャクシが変態してカエルになり陸上生活ができるようになるのはおもに甲状腺の作用である。硬骨魚類の生殖腺が卵巣になるか精巣になるかの決定、生殖輸管が輸精管になるか輸卵管と子宮になるかの決定、ニワトリのとさかの成長の調節などもの作用による。

全脊椎 (せきつい)動物に共通した内分泌腺(内分泌器官)は、松果体・視床下部・下垂体・甲状腺・ランゲルハンス島・副腎・生殖腺である。下垂体前葉と後葉は全脊椎動物がもっているが、中葉は鳥類とある種の哺乳 (ほにゅう)類にはない。副甲状腺(上皮小体)は両生類以上がもっている。鰓後腺 (さいこうせん)は魚類・両生類・爬虫類・鳥類にあるが、円口類(無顎類の一部)にはない。哺乳類は鰓後腺を欠くが、甲状腺にカルシトニンを分泌するC細胞がある。子宮は哺乳類だけにあり、内分泌機能をもっている。これらが分泌するのうち主要なものについて述べる。

下垂体中葉 intermediate pituitary、intermediate lobe

間脳は視床、視床下部、松果体、脳下垂体から構成されています()。

視床下部は、下垂体前葉や中葉に達し、そこで個々のの分泌を促進したり抑制したりするを生産する。1種類の下垂体細胞に対して1ないし数種類の視床下部が関与している。これらのには、甲状腺刺激放出(略号TRH。アミノ酸残基数3)、生殖腺刺激放出(GnRH。黄体形成放出、略号LRHともいう。アミノ酸残基数10。濾胞 (ろほう)刺激放出作用をあわせもっている)、副腎皮質刺激放出(CRH。アミノ酸残基数41)、成長放出因子(GHRH。アミノ酸残基数40と44:ヒト)と放出抑制のソマトスタチン(アミノ酸残基数14と28)、プロラクチン放出(PrRH。アミノ酸残基数20と31)と抑制因子(ドーパミン)、中葉から分泌される黒色素胞刺激の放出因子(MRF)と抑制因子(MIF)などがある。「――因子」という用語は、その物質の化学的性質が解明され、それが生理的に働いていることが確認されれば、「――」という名称に変更される。以上のほかに下垂体後葉に貯蔵され、そこから放出される後葉も、実際には間脳視床下部にある特殊な神経分泌細胞で生産されている。神経分泌細胞のつくる神経分泌物質は大分子のタンパク質で、この分子の一部分として後葉はまとめて生合成される。神経分泌物質は軸索の中を通って後葉に運ばれ、必要に応じて血液中に放出される。大分子のタンパク質が分解して生じた後葉には、脊椎動物全般を通じて10種類が知られており、すべてアミノ酸残基数9である(2分子のシステインがS‐S結合によりシスチンとなっているためシスチンとして数えると残基数8となる)。後葉は分子進化のよいモデルで、祖先分子はアルギニンバソトシンと考えられている。アルギニンバソトシンに出発し、アルギニンバソプレッシン、リジンバソプレッシン、リジンバソトシン、イソトシン、メソトシン、オキシトシン、グルミトシン、バリトシン、アスパルグトシンなどが突然変異の積み重ねで生じたと考えられている。後葉の標的器官は腎臓、膀胱 (ぼうこう)、子宮、乳腺などである。


下垂体中葉ホルモンをイラスト化! メラトニンとよく間違えられる奴。 でも、このイラストを見ればもう間違える事はないだろう!

下垂体後葉は神経組織の一部であるが、前葉と中葉はラトケ嚢 (のう)(胎生期に現れる、咽頭 (いんとう)の粘膜上皮が間脳下面に向かって伸びた袋状の切れ込み)が脳底に接して分化したもので、腺性下垂体とよばれる。腺性下垂体前葉から分泌されるのうち、成長(GHまたはSTH)とプロラクチン(PRL)はアミノ酸残基数約200の単純タンパク質である。甲状腺刺激(TSH)、濾胞刺激(FSH)および黄体形成(LH)は、いずれも分子中に炭水化物を含む糖タンパク質で、二つのサブユニットからなり、アミノ酸配列もよく似ている。FSHとLHをあわせて生殖腺刺激(GTH。ゴナドトロピンともいう)とよぶ。このほかに前葉の分泌するに副腎皮質刺激(ACTH。アミノ酸残基数39)と脂肪動員(2種類ある。β (ベータ)リポトロピン、略号β‐LPHはアミノ酸残基数90。γ (ガンマ)リポトロピン、略号γ‐LPHは同58)がある。中葉の分泌するに黒色素胞刺激(2種類ある。略号α (アルファ)‐MSHはアミノ酸残基数13。β‐MSHは同18)がある。ACTH、LPHおよびMSHはすべてプロオピオメラノコルチンという前駆体の分解によって生ずる。前葉と中葉のはすべて下位の標的器官に作用する。

カルシトニンを分泌するのはどれか。(第14回 午前50) 解体新書 選択肢 松果体上皮小体下垂体中葉 ..

副甲状腺(上皮小体)は哺乳類では甲状腺上に小塊として付着するか、その付近にある。このは副甲状腺(PTH。パラトルモンともいう。アミノ酸残基数84)で、血液中のカルシウムを増加させる。副甲状腺を摘出された動物では、血液中のカルシウム濃度が低下するために神経の興奮性が高まり、テタニーの発作をおこして窒息死を遂げることが多い。PTHの分泌調節は血液中のカルシウム濃度の副甲状腺に対する直接作用でなされ、下垂体の直接的支配は受けていない。魚類は副甲状腺を欠き、鰓後腺とスタニウス小体とによってカルシウム代謝を調節している。

ウシガエル下垂体中葉細胞に発現するアクアポリン(AQP-h3BL)タンパク質

副腎髄質ホルモンであるエピネフリンはβ型アドレナリン受容体に高い親和性を持ち、色素顆粒の拡散を誘起する。また、脳下垂体前葉から分泌されるプロラクチンは、魚類の赤色素胞と黄色素胞に作用して、色素拡散を引き起こす。 ナイルティラピアタイリクバラタナゴなどでは、繁殖期の雄に赤い婚姻色が現れるが、その赤い部位に出現する赤色素胞や黄色素胞のプロラクチンに対する反応性は極めて高い。

低負荷の運動強度では白筋線維が活性化しやすい。 62 下垂体前葉から分泌されるホルモンはどれか。

副腎は発生の異なる二つの部分からなっている。一つは中胚葉 (はいよう)起原の副腎皮質であり、他は外胚葉起原で交感神経節と相同の副腎髄質である。哺乳類では皮質が中央部の髄質を覆っているが、動物によっては両組織が混在したり(両生類、鳥類、一部の爬虫類)、逆転したり(トカゲ)、それぞれがいくつかの小塊として散在する(魚類)。副腎皮質はコルチコイドと総称され、糖質コルチコイドと鉱質コルチコイドに分けられる。糖質コルチコイドは動物がストレス状態にあるとき、ストレスの種類に関係なく分泌が高まる。糖質コルチコイドの名称は、タンパク質に作用してブドウ糖(血糖)に変化させる糖新生を行うことによる。糖質コルチコイドとしてはヒトでは主としてコルチゾールであるが、ネズミとウサギでは主としてコルチコステロンが分泌される。鳥類、爬虫類、両生類はおもにコルチコステロン、魚類はおもにコルチゾールを分泌する。鉱質コルチコイドは血液中の電解質の代謝にとって重要な調節作用を営む。糖質コルチコイドの分泌は副腎皮質刺激によって促進されるが、鉱質コルチコイドの分泌は下垂体と関係なしにもおこる。腎臓の傍 (ぼう)糸球体細胞のつくる酵素レニンが血液中のアンギオテンシノーゲンに働いて、アンギオテンシンⅠというアミノ酸残基10個のものを切り出す。アンギオテンシンⅠが血液中の転換酵素によってアミノ酸残基8個のアンギオテンシンⅡになり、副腎皮質を刺激して鉱質コルチコイドの分泌を促す。両生類より哺乳類までのおもな鉱質コルチコイドはアルドステロン、ほとんどの魚類では11‐デオキシコルチゾールまたは11‐デオキシコルチコステロンである。なお、コルチコイドはステロイドである。

メラトニンは、トリプトファンを出発物質にセロトニンを経て、脳の松果体で合成されるホルモンです。

松果体はすべての脊椎動物にあるが、魚類、両生類、爬虫類では内分泌器官として働いている証拠が弱く、むしろ光受容器である。哺乳類と鳥類ではとして作用するメラトニン(生殖腺刺激と黒色素胞刺激の放出を抑制する)を分泌するので松果腺とよんでよい。

で産生される主たるホルモンの a-MSH と SL が,両者 ..

魚類にのみある尾部下垂体は、脊髄後方に散在する神経分泌細胞の軸索末端が集合した部分で、その形式において下垂体後葉に似ている。アミノ酸残基41個のウロテンシンⅠとアミノ酸残基11個のウロテンシンⅡがある。ともに魚類で血圧を上昇させる作用がある。スタニウス小体も魚類にのみある内分泌腺で、血液中のカルシウムを減少させるを分泌する。

[PDF] 日本下垂体研究会 第 27 回学術集会 プログラム

身体の恒常性を維持するのに必要不可欠な器官である視床下部・下垂体。― 種々のホルモン分泌をコントロールする司令塔だ。

「春よ来い」生物の巧みな生存戦略、仕組み解明へ | ハイライト論文

下垂体は、視床下部の下に位置する内分泌器官で、前葉、中葉、後葉、および隆起葉の4つに分かれる()。が、隆起葉の役割が分かったのは実に最近の話である。

ペプチド XVII N-(Nα-アセチルセリルチロ ..

卵巣の発達と生殖腺付属器官の発達がどの程度アラタ体に依存しているかは、昆虫の種類によって異なる。ゴキブリ、ハサミムシ、クロバエなどは脳間部の神経分泌細胞を除去するとアラタ体が退化して卵巣が成熟しない。逆にカイコでは、アラタ体を除去すると、早熟的に蛹化するだけでなく卵巣も成熟する。昆虫の種類によっては、前胸腺が卵巣の成熟を積極的に促進する。前胸腺は一般に成虫形質の発現を刺激し、これがなければ脱皮も変態もおこらない。

[PDF] 哺乳類体内の遊離型 D-アスパラギン酸の振舞いと機能

以上のほかにも多くの無脊椎動物が知られている。たとえば、軟体動物の頭足類(タコ、イカ)では、脳と視葉の間に眼腺(視柄上にあるため視柄腺ともいう)という内分泌腺があり、生殖腺刺激を分泌する。この分子自体に雌雄差がないのは哺乳類と同じで、雄がつくるで卵巣が成熟するし、雌がつくるで精巣を成熟させることができる。眼腺は視柄下葉によって抑制的影響を受けている。

[PDF] 第32回曰本比較内分泌学会 大会およびシンポジウム

(1)視床下部 視床下部では腺下垂体からのの放出を促進したり,抑制したりするを生産する。これらのには,黄体形成放出(略号LHRH。濾胞(卵胞)刺激放出と同一のものと考えられている),甲状腺刺激放出(TRH),副腎皮質刺激放出(CRH),プロラクチンの放出(PRH)と抑制(PIH),成長の放出(GRH)と抑制(GIH。抑制はソマトスタチンともいわれる),黒色素胞刺激の放出(MRH)と抑制(MIH)などがある。以上のは下垂体門脈血管を経て脳下垂体に運ばれて脳下垂体の機能を調節する。以上のほかに,視床下部で生産されるものに神経葉(後葉)がある。脊椎動物全般を通じて10種類のが見いだされており,すべてアミノ酸8個でS-S結合が1個ある。